「丹念に素材と向き合う」はずだった、かぶら炊き
ホルトハウス房子「日本のごはん、私のごはん」から
「丸梅さんから聞いたこと」かぶら炊き
かぶを一ついただくために、こんなにも手間暇をかけるなんて。
かつおのだし汁で少々煮込み、1日そのままにして味をしみこませ、最後に花がつおのだし汁でまた煮込む。二日がかりの工程です。
レシピでは天王寺蕪を使用していますが、一般的なスーパーに普段から販売している小ぶりのかぶを使用しました。
美しく見せるために面取りをしたり、鰹節で二段階で煮たり...なんて贅沢なんでしょう。出来上がりがとっても楽しみです。
と、思っていましたが、「1日そのままにして味をしみこませる」時に火を消し忘れてしまった!三時間後に、ふかふかに柔らかくなってしまったかぶを発見。
かぶら炊きづくりは半分の工程で頓挫しました。
でも、「半」かぶら炊きは、おいしいお雑煮に変身。
また今度リベンジします。
ホルトハウス房子のレシピ集
母娘二代で、心底信頼しているレシピは、
ホルトハウス房子さんのレシピです。
食卓のみならず、人生すら豊かになれそうなレシピと言葉の数々。
レシピは重厚かつ温和的な、正統派。
手間と予算に糸目をつけず、
丁寧に料理と向き合いたい日に重宝します。
ロールキャベツ~窪田シェフレシピ~
「天皇陛下が愛した洋のレシピ」の中から、最初に選んだのは、ロールキャベツ。トマトソースを使わない、シンプルなレシピです。
いつも思うけれど、肉をキャベツで包むとき、
キャベツの外側の葉を使っていればヨイヨイうまくいくけれど、段々と葉が小さく、固くばりはじめ、しまいには端切れを組み合わせ始める始末なので、仕上がりに個体差ができてしまう。
きっと、キャベツ丸々使ってロールキャベツだけを作ろうとするからダメなのね。
今回も例に漏れず、最後のロールキャベツはロールできず。
ちなみに隠し味は、窪田シェフ考案のバターロール。
片栗粉とバターを使った調味料で、とろみと味の深みを出すのに重宝するそう。
今回作ってみたけれど、古いバターを使ったので、なんだか不思議な味がしました。
きっと、新鮮ないいバターを使わないとダメでしょう。
色々ぶつくさ思う節はあったけれど、
上品な美味しいロールキャベツができました。
家族も喜んでくれたので、それでよし。