【2/190】塩漬けレモンのコンフィ
アラン・デュカスのナチュールレシピの中から、まずはいわゆる「常備菜」を作ってみています。
引っ越しをして以来、その町にある食料品店を巡ってきましたが、近ごろようやくその時々に合わせた選び方ができるようになってきた気がします。家の近くにある小さな便利なスーパーは普段使いに、ちょっと離れたところにある大型スーパーはまとめ買いのときに、八百屋ではハーブや果物を、たまには海外の食料品を売るお店…こんなにも選べる環境は本当にありがたいことと思っています。今回は、国産のこだわり食材を売っているこじんまりとしたお店で、無農薬レモン(ワックスなし)を手に入れることができました。
塩漬けレモンとは
今回作ってみたのは、塩漬けレモン。
私は初めて塩漬けレモンという料理を知ったのですが、一時期前にずいぶんと流行った料理のようです。その名の通り、レモンそのものを、塩に数ヶ月浸けた料理です。サラダの味付け、蒸し料理に使うと美味しいようです。
本によると、フランスでは市販でもよく売っているが、こんなに美味しい塩漬けレモンはない、とのこと。
どんな風味になるのか、ワクワクしながら作ってみました。
作り方
材料
- 無農薬無ワックスなしレモン
- 砂糖たっぷり
- 塩たっぷり
- 保存用ビン
あるといいもの
- 手袋
- 重石
- ビンを置く暗い場所
レモンを縦に十字に切り込みをギリギリの深さまで入れ、切り込みに塩と砂糖(1:1)を混ぜたものを詰め込み、あらかじめ作っておいた砂糖シロップに漬け込む、というもの。
レモンを入れた瓶に砂糖シロップを入れると、レモンがプカプカと浮いてきてしまうので、レモンに重石をのせて瓶を閉め、二ヶ月間待ちます。
買い物袋からレモンを出しただけで、レモンの爽やかな香りがキッチンに広がりました。晴れた、心地よい日に、レモンを扱うのは、なんとも豊かな休日を過ごすことができました。
二ヶ月後が楽しみです。