アラン・デュカスのナチュール・レシピ
また、新しい本を買ってしまいました。
アラン・デュカスのナチュール・レシピ。
本屋さんでは、ビニールに包まれていて中身を見ることは出来なかったのですが、かのアラン・デュカスの家庭用レシピはどんなものだろう?と気になってしまい、買ってしまいました。
自宅に戻ってから、パラパラと見ただけで、「いままで持っている本と何かが違う」と思いました。もちろん、ホルトハウス房子さんをはじめ、絶品レシピの本はいくつもあります。ただ、何かが違う…。その理由は、たぶん、ハーブやスパイスだと思いました。
ケチャップのレシピを試したのですが、トマトやカラメル、そしてジンジャー、五香粉、レモングラス、そしてシェリービネガーをさらりと使うのです。いままで、出会ったことのない素材、組み合わせを楽しめそうな予感です。ワクワクするレシピたちがたくさんあり、これから作るのが楽しみ!!
ちなみに、パリ旅行をしたとき、アラン・デュカスのレストランに行くかどうか、ずいぶん悩みました。アラン・デュカスの本家はあまりに敷居が高く、客としてのマナーに自信がなかったので諦めました。そのかわり、アラン・デュカス ALLARDという、家庭的なお店に行きました。フランスの伝統料理を暖かな雰囲気でいただけるお店でした。もちろんサービスも味もとても良く、居心地のいいお店でした。いつか、いつかは本家アラン・デュカスも、行ってみたいなぁと思っています。
ホルトハウス房子レシピで作る家庭料理~オイスター・ロックフェラー~
Rがつく月は、牡蠣の旬だそうです。
2月の寒い冬の日、ふと寒気がしたので、
風邪かもしれない、あら大変、
栄養あるもの食べなくちゃ、と牡蠣が食べたくなりました。
とはいえ、まだまだ舌が育っておらず、生をつるんといただく方法は、そこまで得意ではありません。私の場合は、炒めたり、グラタンにしたりした方が好きです。
町のスーパーに加熱用カキが特売されていたので、早速購入。ホルトハウス房子さんのレシピの中に、ロックフェラーを見つけたので、今晩はこれをいただくことに。
この料理は、アメリカ・ニューオーリーンズのレストランが発祥だそうです。この料理の濃厚でリッチなソースを、当時の大富豪ロックフェラーになぞらえて、名づけたようです。
どんな豪華な食べ物かしら、なんて思いましたが、
このレシピをつかったところ材料、作り方はいたってシンプルでした。
材料
- 加熱用カキ
- バターたくさん
- にんにく
- パセリ
- パン粉
- 塩、コショウ
パン粉に、たくさんのバターとニンニクとパセリの風味をつけ、そのパン粉と一緒にカキをオーブンで焼きます。
ホルトハウスさんのレシピでは、パン粉もよく登場します。手作りを推奨されています。自分でつくったら、どれだけ美味しいだろうか、と思いますが、私は市販のパン粉を使っています。
作ってみたら、意外と簡単。
そして、とても美味しい。
見た目にも豪華。
ワインのおつまみとしていただくにも丁度いい、風味豊かなカキ料理ができました。
苦労の塊となったトライフル(グレーテルのかまどレシピ)
NHKのテレビ番組「グレーテルのかまど」で放映されたトライフル。豪華な見た目でパーティーにもってこい、とのことだったので早速チャレンジ。イギリスの定番おもてなしデザートだそう。こんな豪華なもの作ってるのか、イギリス人。
トライフルとは、イギリスのデザートで、カスタードやスポンジケーキ、フルーツなどを器のなかで層状に重ねたものだそう。トライフルボウルに入れれば、本格的なおもてなし感がプンプンします。トライフルボウルを手にいれるために、近くの商店街のキッチン雑貨屋さんをいくつか見てみましたが、売っていませんでした。
amazonには売ってました。さすが。
Libbey(リビー) セレーヌ スタンドボウル No.2314
- 出版社/メーカー: Libbey
- メディア: ホーム&キッチン
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ホルトハウス房子さんのチキンストック
NHKきょうの料理「谷原章介のタイムレスキッチン」より
この番組シリーズ好きなんですよね。
ベテランの料理研究家が、谷原章介とおしゃべりしながら料理を作っていく番組です。達人たちの自宅キッチンが見れることも、楽しみのひとつ。
ホルトハウス房子さんのレシピが大好きなので、本当に楽しい番組でした。
紹介されていたのは、チキンストックを使ったラーメンとカレーでした。美味しそう!
ホルトハウス房子さんのレシピでよく出てくるチキンストックを、どうつくるのかを動画として見ることができ、コツが少しわかった気がしました。
あると良いもの
・時間
・大きめの寸胴鍋
・清潔な空のペットボトル数本
1:よく洗う
こうすることで、澄んだ味になるそうです。一羽につき数分~10分程度かかります。スーパーで鶏がらを手に入れ、前処理が出来るくらいに解凍し、脂肪を取り除きます。背中やお尻に多くついているようです。
コツ1:脂肪ははさみで取り除き、血や骨についた脂肪を丁寧に流水で洗い流します。
よく洗ったつもりでも、鍋に水を入れたら、水が血の色に染まることも。
きっと、ホルトハウスさんにとってはけしからん状態だとは思われますが、お湯をわかせばアクとなって大分除くことができました。
2:煮込む
寸胴の大きな鍋に鶏がらを入れ、たっぷりと水を入れて強火で沸かす。湯が沸いたら弱火でふつふつと泡が出る程度の火加減にします。
ここで、しっかりとあくを取るのが大事とのこと。弱火にして、1~2時間程度煮込みます。
コツ2:アクは丁寧に
3:味見でOKなら濾して完成
数時間たったら、味見をします。
そのままだといまいち味がわかりませんが、味見分を皿にとり塩を加えてからみてみると分かりやすいです。
コツ3:味見は塩を加えてから
4:ペットボトルに入れて保存
500mlのペットボトルに入れ、1本は冷蔵庫に、残りは冷凍庫に入れておくと、保存しやすく使いやすいです。冷凍した分は多少味は落ちるかもしれません。
何かと役に立つチキンストック。
ラーメンを作ったり、おかゆを作ったり、煮物に加えたり。
我が家でも活躍してます。
辰巳芳子のリンゴジェリー ~ターシャ・テューダーのリンゴジャムに思いを寄せて~
一昔前、ターシャ・テューダーをテレビ番組で観たとき、草花が瑞々しく輝く美しい庭と、思うままに暮らすその様に魅了されました。
ちょうど受験を控えた、余裕のない10代でしたが、心がじんわりと、温かくなっていったのを覚えています。
彼女や庭についての本を手にいれ、時折見返しては、その世界感に心地よく包まれる時間を過ごします。
- 作者: ターシャテューダー,Tasha Tudor,Richard W. Brown,食野雅子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2005/05/31
- メディア: 単行本
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テレビ番組が四季折々の庭の姿や暮らしぶりを映し出す中で、秋のシーンでは、みつろうろうそくを作ったり、リンゴのジャムを作ったりしていました。
そのジャムの美味しそうなこと。
一度だけ、番組の見よう見まねで作ってみたものの、全く似ても似つかぬ代物が出来てしまいました。それはそれで美味しくいただきましたが、あの透明感のある、蜜のようなジャムはどうやったら作れるのだろう?
あのジャムを一度でいいから食べてみたい。
私の密かな願いが、ぽっと生まれました。
遂にレシピを発見
長年の願いが、10年の歳月を経て、ようやく叶うチャンスがやってきました。その道筋を与えてくれたのは、「辰巳芳子の旬を味わう」辰巳芳子著でした。
積年の願いを叶えてくれそうなレシピは11月「リンゴジェリー」。
私の記憶のなかで、ターシャ・テューダーは、まず鍋に砂糖とリンゴを入れて煮込み、次に布で濾したら、リンゴ本来がもつペクチンでジャム状になる、というもの。
辰巳芳子さんのこのレシピは、この一連の動きが近い気がしました。そして、このはちみつのような仕上がり!
リンゴジェリーに挑戦
肌寒い季節になると、りんごも安く出回ってきます。その時期に、りんご・布・鍋・砂糖を準備して、チャレンジしました。
(1)りんごを煮詰める
辰巳風レシピは、りんごを皮もむかずにそのまま煮詰める、というもの。
ターシャ風レシピでは、りんごの皮をむき、適当な大きさに切り、砂糖を加えて煮詰めていましたから、仕上がりはちょっと違うかも。
指定のりんごの個数と、水の分量、鍋の大きさがあわないらしく、水に浸らないりんごがいました。水を増やすべきなのかどうか迷いましたが、今回はレシピどおりの分量えいくことに。煮詰めている間、りんごちゃんを回転させながら全面に火が通るようにしました。フニフニになったら、全部の子を鍋に並べられました。これでよかったのだろうか…。
煮詰めている間、鍋からりんごのいい香りが漂います。
(2)りんごを濾す
ふにゃふにゃになったりんごを、一晩かけて濾します。
びっくりするほど少量のソースが完成。色はほんのり温かみのあるオレンジのような色。
果たしてこれで合っていたのだろうか。りんごを少しけちったのが良くなかったのか?はじめの水分が少なかったのか?と不安になりながらも次のステップへ。
(3)りんごソースに砂糖を加えて煮詰める
びっくりするほど少量のソースに砂糖を加えて、弱火にかけて水分を飛ばすと、徐々にトロトロになっていったかと思ったら…。
(4)完成
驚くほどプルップルのリンゴジェリーが完成!透き通ったガーネット色のジェリー。美しいです。
(5)追加:絞りカスのりんごでジャムづくり
絞りかすが結構残ってしまいました。皮や種を一つ一つ取り除き、砂糖を加えて煮詰めると、リンゴジャムっぽい美味しいものが完成。
リンゴジェリーとリンゴジャムの完成です。
どちらもとっても美味しい。パンにつけたり、ヨーグルトにかけたりして、いただきます。手塩にかけた分、可愛い。
ターシャ・テューダーのジャムを食べたいという夢がかなったような、かなってないような。もうちょっと工夫の余地がありそうです。