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さまようOL生活

辰巳芳子のリンゴジェリー ~ターシャ・テューダーのリンゴジャムに思いを寄せて~

一昔前、ターシャ・テューダーをテレビ番組で観たとき、草花が瑞々しく輝く美しい庭と、思うままに暮らすその様に魅了されました。

 

ちょうど受験を控えた、余裕のない10代でしたが、心がじんわりと、温かくなっていったのを覚えています。

 

彼女や庭についての本を手にいれ、時折見返しては、その世界感に心地よく包まれる時間を過ごします。

 

 

ターシャの庭

ターシャの庭

 

 

テレビ番組が四季折々の庭の姿や暮らしぶりを映し出す中で、秋のシーンでは、みつろうろうそくを作ったり、リンゴのジャムを作ったりしていました。

 

そのジャムの美味しそうなこと。

 

一度だけ、番組の見よう見まねで作ってみたものの、全く似ても似つかぬ代物が出来てしまいました。それはそれで美味しくいただきましたが、あの透明感のある、蜜のようなジャムはどうやったら作れるのだろう?

 

あのジャムを一度でいいから食べてみたい。

 

私の密かな願いが、ぽっと生まれました。

 

遂にレシピを発見

 

長年の願いが、10年の歳月を経て、ようやく叶うチャンスがやってきました。その道筋を与えてくれたのは、「辰巳芳子の旬を味わう」辰巳芳子著でした。

 

辰巳芳子の旬を味わう いのちを養う家庭料理

辰巳芳子の旬を味わう いのちを養う家庭料理

 

 

積年の願いを叶えてくれそうなレシピは11月「リンゴジェリー」。

 

私の記憶のなかで、ターシャ・テューダーは、まず鍋に砂糖とリンゴを入れて煮込み、次に布で濾したら、リンゴ本来がもつペクチンでジャム状になる、というもの。

 

辰巳芳子さんのこのレシピは、この一連の動きが近い気がしました。そして、このはちみつのような仕上がり!

 

リンゴジェリーに挑戦

 

肌寒い季節になると、りんごも安く出回ってきます。その時期に、りんご・布・鍋・砂糖を準備して、チャレンジしました。

 

(1)りんごを煮詰める

辰巳風レシピは、りんごを皮もむかずにそのまま煮詰める、というもの。

ターシャ風レシピでは、りんごの皮をむき、適当な大きさに切り、砂糖を加えて煮詰めていましたから、仕上がりはちょっと違うかも。

 

指定のりんごの個数と、水の分量、鍋の大きさがあわないらしく、水に浸らないりんごがいました。水を増やすべきなのかどうか迷いましたが、今回はレシピどおりの分量えいくことに。煮詰めている間、りんごちゃんを回転させながら全面に火が通るようにしました。フニフニになったら、全部の子を鍋に並べられました。これでよかったのだろうか…。

煮詰めている間、鍋からりんごのいい香りが漂います。

 

(2)りんごを濾す

ふにゃふにゃになったりんごを、一晩かけて濾します。

びっくりするほど少量のソースが完成。色はほんのり温かみのあるオレンジのような色。

果たしてこれで合っていたのだろうか。りんごを少しけちったのが良くなかったのか?はじめの水分が少なかったのか?と不安になりながらも次のステップへ。

 

(3)りんごソースに砂糖を加えて煮詰める

びっくりするほど少量のソースに砂糖を加えて、弱火にかけて水分を飛ばすと、徐々にトロトロになっていったかと思ったら…。

 

(4)完成

驚くほどプルップルのリンゴジェリーが完成!透き通ったガーネット色のジェリー。美しいです。

 

(5)追加:絞りカスのりんごでジャムづくり

絞りかすが結構残ってしまいました。皮や種を一つ一つ取り除き、砂糖を加えて煮詰めると、リンゴジャムっぽい美味しいものが完成。

 

リンゴジェリーとリンゴジャムの完成です。

どちらもとっても美味しい。パンにつけたり、ヨーグルトにかけたりして、いただきます。手塩にかけた分、可愛い。

 

ターシャ・テューダーのジャムを食べたいという夢がかなったような、かなってないような。もうちょっと工夫の余地がありそうです。

【3~6/50】「お料理二年生」レシピ クリアまでの道のり

この本にあるレシピは全部作れるようになろう!と思った、ベターホームの「お料理二年生」。

見てわかる、作って美味しいレシピ集で、お気に入りの一冊です。

 

ベターホームのお料理二年生 定番料理を絶対おいしく作る基本とコツ (実用料理シリーズ)

ベターホームのお料理二年生 定番料理を絶対おいしく作る基本とコツ (実用料理シリーズ)

 

 

最近、こちらの本にあるレシピを、全てエクセルに書き出しました。縦列にレシピ名、横列にそれぞれ作った日を記入していくことにしました。

どこで失敗したか、味は美味しかったか、メモも残しています。

 

これで、何を作ったか、何を作っていないか、一目瞭然。

 

全て作れるようになること、が目標です。

記録を残していけば、作るものに偏りもなくなりますし、また記録も残せば、やる気もアップ!(たぶん)

 

この表を作ってから、

・豚肉のしょうが焼き

・肉じゃが

・ポテトコロッケ

・煮つけ

・おでん

を作りました。

 

いいペースでこなせていけている気がします。

どれも美味しい!

【2/50】ベターホームのレシピでつくったビーフシチュー

 お仕事を休みました。

 午後は最寄の駅の近くで買い物をし、午後は家の中で過ごしました。

 

夏の晴れた日の午後、外はうだるような暑さですが、太陽の光が入る冷房の効いた部屋で、ひんやりと冷えたソファーに寝転びながら、午後のロードショーを見ました。

 

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だらだらと過ごす家の中で、なぜか世界から取り残されたような心持が生まれ、ふと身体がこわばりました。

 

病気で寝込んでいた頃は、「元気になったら、あれもやろう、これもやろう」 と思っていたものですが、ようやく動けるようになったら、怠け癖が頭をもたげます。

でも、怠けて過ごすうちに、ああ、「あの人なら、こんな怠け方をせずに、勉強したりしながら自分を磨くのだろうな」「あのように活躍する人は、怠けず、常に向上心をもって時間を有意義に使うのだろうな」、と思い始めて、なんだかそわそわしてきました。

 

そこで、今日という日は身体を休めたい私は、なぜか、

凝った料理を作ってみようか、、、と思ったわけです。

 

遠藤周作が「あなたはあなたを知っているか」(放送大学)で、ある修道女が、老人の曲がった指を暖かくさする場面の中に、修道女のプラスの気持ちとマイナスの気持ちを見出していました。

 

それを思うと、凝った料理を作りたい、という気持ちの中には、きっと

「腹を満たしたい」という思いのほかにも、

 

このレシピを作ってみたら、どんな味になるんだろう、という純粋な好奇心や、

料理の腕をあげたい、という向上心や、などというプラスの気持ちと、

 

凝った料理を作れる自分に酔いしれたい、自己陶酔欲と、

自分の中にある鬱屈とした「こんな自分のはずではなかった」という思いを打ち消すような、何かマイナスの気持ちがあるはずなわけです。

 

それを、ブログに書く私なぞは、きっと黙って作っている人よりも、自己承認欲求が強いのだと思います。ただ、SNSで顔写真と共に料理を公開する人よりは、自己顕示欲が弱いのかもしれません。

 

 そんなことをふらふらと思いつつ、今回作ったのはベターホーム「お料理二年生」のビーフシチューのレシピ。

 

セロリ、人参、玉ねぎ、バターをソースとして、牛肉と一緒にコトコト煮込み、

最後にマッシュルームを添えていただきます。

 

セロリ、人参、玉ねぎは、万能こし機でこしてみると、トロトロのソースに仕上がります。スプーン一杯ほど、デミグラスソースを加えるレシピでしたが、それを加えなくても、大丈夫。

 

ビーフシチューは、昔はこのように作っていたのか、と得心してしまうような、昔ながらのレシピ。

ごにょごにょ色々思いましたが、とっても美味しいシチューをいただきました。

 

終わりよければすべてよし。

やっぱり美味しいものを食べるのは至福です。(酒があればなおよし)

 

ベターホームのお料理二年生 定番料理を絶対おいしく作る基本とコツ (実用料理シリーズ)

ベターホームのお料理二年生 定番料理を絶対おいしく作る基本とコツ (実用料理シリーズ)

 

 

 

元気百倍☆赤紫蘇のシロップ

赤紫蘇が出回る季節に、ひと手間かけてつくる赤紫蘇シロップ。よく冷えた炭酸水で割れば、またとない爽快感あるドリンクに仕上がります。

 

袋詰めされている赤紫蘇のうち、茎や傷んだ葉を取り除いたあと水洗いします。もともとが黒っぽいので、痛んでるんだか普通なんだか見た目ではわかりづらいのですが、手触りで仕分けます。

 

大きな鍋にたっぷりと入れた水が沸騰したら赤紫蘇をいれます。一瞬で湯が赤黒く染まり、変わりに紫蘇の葉が緑になってゆきます。

 

頃合いを見計らって紫蘇を取りだして濾したあと、砂糖や酢を入れて煮詰めたら出来上がり。

 

つくる途中にひとつ困ったのが、湯がいたあとの紫蘇を濾す工程で必要な入れ物。濾したあとも煮詰めるので、本当は大きな鍋が二個あると便利なのですが、そうもいきません。ボール二個を使い、なんとかなりました…。

 

意外に簡単なので、ここ数年は作り続けています。暑い夏にグビッとやると、ビールとはまたちがう、うなり声が出てきそう。

 

レシピは、こてらみやさんの「魔法のびん詰め」から。

 

 

365日、おいしい手作り!「魔法のびん詰め」: とっておきの保存食レシピが満載! (王様文庫)

365日、おいしい手作り!「魔法のびん詰め」: とっておきの保存食レシピが満載! (王様文庫)

 

 

 

辰巳芳子さんレシピ~初夏の煮梅~

【2/110】

 

春先に体調を崩し、病院や自宅で療養する日々が続いたあと、ようやく回復して外に出てみると、いつの間にか春が過ぎ去って夏の気配がしたとき、ひとつの季節を失ったことへの喪失感が心に残りました。

 

振り返ってみれば、大人になってようやく、季節の一つ一つをいとおしいと思うようになったように思います。季節ごとの楽しみを見つけられるようになった、のだと思います。

 

今回作ってみたのは、煮梅。

 

梅の実が出回る初夏に、なぜか手が伸びて買ってしまった梅。梅酒にしようか、梅ジュースにしようか思案しているときに、ふと目に留まった辰巳芳子さんの煮梅のレシピにチャレンジしました。なんとも渋いこと。

 

まず、梅に小さな穴をあけ、塩水に浸して数日。流水にさらして1日、甘いシロップに浸けて数日…ようやく食べれるようになります。

 

なかなかレシピどおりにはゆかず、塩水に浸けて冷蔵庫に入れたまま数日間忘れてしまったり、流水にさらしてたつもりが蛇口の具合で水が止まってたり…。まあ、いいや、と広い心で受け流したものの、途中のつまみ食いでは「しょっぱ!すっぱ!」と不安になりましたが、甘いシロップに浸けはじめて2日目からでしょうか、苦味やすっぱさが徐々に薄くなり、甘い煮梅になってきました。

 

ずいぶん日数のかかるものだと思いましたが、手のかかるのは始めに穴をあけるところだけ。あとは時間が梅を美味しくしてくれます。

 

寝覚めの梅に、仕事から帰ってきたあとの梅と、楽しんで食べています。夏の暑さを乗り切る力になると信じながら…。

 

 

辰巳芳子の旬を味わう いのちを養う家庭料理

辰巳芳子の旬を味わう いのちを養う家庭料理