【4/190】夏野菜のグラタン(アラン・デュカスのナチュールレシピ)
チーズもホワイトソースも使わない、野菜だけのグラタンを作りました。
材料は、
赤と黄と橙のパプリカ
トマト
緑と黄のズッキーニ
ナス
玉ねぎ
そしてバジルとニンニクと塩コショウだけ。
どうやら、切り方は大事らしく、パプリカは薄切り、トマトは6等分にスライス、ズッキーニとナスは8mmにスライスと指定があります。
玉ねぎを準備するのを忘れ、冷蔵庫の奥底で眠っている冷えきったエシャロットを使いました。もう、一部カビていたけど使った。これが良くなかった。使わなければ良かった。
話を戻しますが、まず、スライスしたトマト、切ったパプリカと潰したニンニク、エシャロット(本当は玉ねぎ)をフライパンで蒸し焼きにします。これがソースみたいなものになります。しばらく焼いたら、ボールに移し、バジルを散らします。
この本のバジルの表記は、「枝」単位なのがつらいところ。スーパーでは葉だけ切られて売ってますからね枝の単位はわからない。果たして、どんな量なのかと悩みましたが、おそらく1枝で葉は10枚程度かな、とそれくらいで換算したら、ちょうどいい塩梅でした。
次に、8mmにスライスしたナスと二色のズッキーニ、少量のオリーブオイルをひいたフライパンで炒めます。ここで塩コショウですが、わりと強めでもいいかなと思います。
野菜の準備が終わったら、野菜を交互に耐熱皿に並べてゆきます。ナス、緑ズッキーニ、黄ズッキーニ、ナス、緑ズッキーニ、黄ズッキーニ…と一面に並べます。その上に、作ったソース(餡?)の半分をのせ、平らに整え、またその上にナスと二色のズッキーニを並べ、また餡をのせ、さいごにもう一回ナスと二色のズッキーニを並べます。
並べ終わったら、180度に温めたオーブンで15分で完成です。
レシピには冷やすとありますが、待ちきれずにすぐにパクリ。ふむ、美味しい。
優しく口に広がる野菜の味と、かすかに主張するバジル。自然と箸が進み、あっという間に半分も食べてしまいました。
(エシャロットのえぐみが、気になりましたが。。。次回はちゃんと玉ねぎで作ろう。。。)
一晩あけると、さらに美味しい。全体がふにゃりとつぶれ、形はまさにグラタン。味も落ち着いてしっとりとしたうまさ。
見た目も華やかで野菜を食べれるので、女子会で出すと評判よさそうな一品でした。
レシピはこちら。
手作り肉まん ~ウー・ウェンさんレシピ「包子」~
パン作りが得意な友人の自宅にお邪魔して、パンの作り方を教えてもらったことがあります。そのとき、こねた小麦粉の手触りの良さがあまりに良くて、感激しました。
赤ちゃんのほっぺのような、もちもちとした手触りのものをこねこねできることが、とても楽しかったのです。
友人にパン作りを教えてもらった日は、冬だったのですが、大きな窓に暖かい日が差し込んでいた気持ちのいい日でした。そのなかで、パン生地をこねこねしたり、発酵を待ったりする時間がとても豊かな時間に思えました。
あぁ~休日!この感じ!でした。
小麦粉料理のハードルが、その楽しい記憶によって少し下がったとき、自分の家でも作ってみよう!と思い立ち、肉まんを作ってみました!
使ったレシピは、ウー・ウェンさんの「ウー・ウェンの北京小麦粉料理」から。
手作り肉まんはホクホクで、とってもおいしい!
さて、今回は我が家の暗いキッチンで(泣)、小麦粉を使って、肉まんを作りました。中国語では包子(パオズ)というようです。
小麦粉に水とイーストを足し、適当に箸で混ぜてから、手でこねます。
油を少々足して、さらによくよくこねたら、一時間ほど一次発酵。
その間に豚肉を使って餡を作ります。シンプルな具材でとても簡単。
そして、一次発酵がおわった生地に餡を包んで二次発酵、そしてせいろで蒸したら出来上がり。
肉まんはスーパーで買える手軽なものから、中華料理屋さんで売っているオリジナルなものから、色々なタイプを買うことができるので、なかなか自分で作るきっかけがありませんでした。
ただ、今回自分で作ったものを食べてみたら…生地が全然違う!もちもちとした食感に、シンプルで美味しい餡。何て美味しいんでしょう!!
ちょっとした手土産にも、ちょうどいいかな、なんて思っています。
【3/190】ローズマリー香るニンニクのコンフィ(アラン・デュカスのナチュールレシピより)
春先に出回る新ニンニクを使って、コンフィを作りました。
もう、アラン・デュカスの本は、ハーブ使いがおしゃれでおしゃれで…
このレシピでもローズマリーやこしょう、ローリエを使って、香り高いにんにくのコンフィができました。
調理はカンタン、材料を揃えて煮込むだけ
レシピでは、ピンクにんにく又は新にんにくを使え、とありました。新にんにくが出回る今の季節なので、国産の良さそうな新にんにくを使いました。
本のなかでは、つぶが大きいにんにくを使えと言っております。国産の高いにんにくの方が、大きい気がします。
使うハーブは生鮮となります。ハーブが揃っているスーパーを見つけることが大事かもしれません。ローズマリーは、比較的、入手困難度高しであります。
作り方は至って簡単です。ハーブと多めの塩、粒こしょう、にんにくと、躊躇するほどの大量のオリーブオイルを並々と鍋に入れて低温で一時間揚げます。
待ってる間は、オリーブオイルの量をちょっとけちっちゃったので、たまににんにくを混ぜたり、オイルをスプーンですくってニンニクにかけたり…。
あと、温度があまり高くなりすぎないように火からしばらくの間、下ろしたり…。
火元から付かず離れずの感じだったので、近くの椅子に座ってノートPCで海外テレビドラマみてました。
食べてみたら…
このコンフィを使って、アクアパッツァやボンゴレロッソ、アーリオーリオなどを作ったところ、
天才か?
お店出せるんじゃないか?
と思うほどに、絶品料理が出来ました。
素晴らしく美味しい。
今回、特に感心したのがローズマリーの香りだかさ。恥ずかしながら、使ってみたのは初めてでした。こんなにも美味しいとは。
なんというか…私の琴線に触れました。
大好きなハーブを発見できて、ワクワクです。育てようかな。
【8/50】夏につくる、とっておきの手作りコーンスープ(お料理二年生から)
夏の季節に出回るとうもろこし。
葉がついたまま店先に並ぶとうもろこしは、いかにも美味しそうで、ついつい買ってしまいました。
そのまま茹でてもよし、グリルで焼いてビールのおつまみにするもよし、ですが今回はコーンスープにしていただくことに。
レシピは、お料理二年生のものをベースに、ちょっとアレンジしました!
1.とうもろこしを茹でる
まずは、とうもろこしを茹でます。大きめの鍋にたっぷりの水をいれ、皮やひげを取り除いたとうもろこしを入れてから強火にかけます。沸騰したら弱火にしたら、約三分茹でて取り出します。
2.とうもろこしの身を取る
茹で上がったとうもろこしを、扱いやすいように約三等分に切ったあと、ナイフを使って、身をザクザクと削ぎ落とします。大体、一本もとうもろこしで、身は125gくらい取れました。
3.とうもろこしの身を鶏ガラスープで茹でる
とうもろこしと同じ量(重さ)の鶏ガラスープでしずかに10分程度煮込む。鶏ガラスープはあらかじめ作っておくと便利。
4.バーミックスで混ぜる
何かと大活躍のバーミックス。3の鍋の真ん中くらいに歯を置き、スイッチオン。しばらく混ぜるとなめらかなクリーム状に。
5.濾す
ヘラで押さえつけながら、残りがポロポロになるまで濾したら…
6.牛乳を加えてあたためる
最後は牛乳を鶏ガラスープの2倍の分量を加えて、ゆっくりと暖めます。沸騰しないように気を付けながらあたため、最後に塩こしょうで出来上がり。
皿に盛ったあと、クルトンやパセリをのせたり、生クリームをとろりとかけても◎
缶詰めのとうもろこしで作ったら、ずいぶんと簡単になると思いますが、美味しそうに並ぶとうもろこしを見たら、ついつい。
夏のとっておきの手作りスープでした。
※参考レシピ
オリジナルではとうもろこしは缶詰め、鶏ガラではなくコンソメスープ、あと玉ねぎも使ってます。
私が作ったものよりも、コクのある深みのある味になるかもしれません。
ベターホームのお料理二年生 定番料理を絶対おいしく作る基本とコツ (実用料理シリーズ)
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バーミックスは↓のような感じの、ハンドタイプのミキサーです。歯が回転しても、鍋が傷つくことはありません。
【2/190】塩漬けレモンのコンフィ
アラン・デュカスのナチュールレシピの中から、まずはいわゆる「常備菜」を作ってみています。
引っ越しをして以来、その町にある食料品店を巡ってきましたが、近ごろようやくその時々に合わせた選び方ができるようになってきた気がします。家の近くにある小さな便利なスーパーは普段使いに、ちょっと離れたところにある大型スーパーはまとめ買いのときに、八百屋ではハーブや果物を、たまには海外の食料品を売るお店…こんなにも選べる環境は本当にありがたいことと思っています。今回は、国産のこだわり食材を売っているこじんまりとしたお店で、無農薬レモン(ワックスなし)を手に入れることができました。
塩漬けレモンとは
今回作ってみたのは、塩漬けレモン。
私は初めて塩漬けレモンという料理を知ったのですが、一時期前にずいぶんと流行った料理のようです。その名の通り、レモンそのものを、塩に数ヶ月浸けた料理です。サラダの味付け、蒸し料理に使うと美味しいようです。
本によると、フランスでは市販でもよく売っているが、こんなに美味しい塩漬けレモンはない、とのこと。
どんな風味になるのか、ワクワクしながら作ってみました。
作り方
材料
- 無農薬無ワックスなしレモン
- 砂糖たっぷり
- 塩たっぷり
- 保存用ビン
あるといいもの
- 手袋
- 重石
- ビンを置く暗い場所
レモンを縦に十字に切り込みをギリギリの深さまで入れ、切り込みに塩と砂糖(1:1)を混ぜたものを詰め込み、あらかじめ作っておいた砂糖シロップに漬け込む、というもの。
レモンを入れた瓶に砂糖シロップを入れると、レモンがプカプカと浮いてきてしまうので、レモンに重石をのせて瓶を閉め、二ヶ月間待ちます。
買い物袋からレモンを出しただけで、レモンの爽やかな香りがキッチンに広がりました。晴れた、心地よい日に、レモンを扱うのは、なんとも豊かな休日を過ごすことができました。
二ヶ月後が楽しみです。